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電子材料研究に
すぐ役だつ道具だて

“多少の忍耐と工夫”による
材料作製のヒント集
   

阿部 寛

A5判・144頁

定価1,995円(本体1,900円)
ISBN 978-4-7692-0496-1


内 容

 若い研究者が、むだな暴走を避けるには、一度自分の現状をよく見て、自分にとって最もふさわしい現状突破の道具だてを考えることである。
 本書は、材料の研究を前提とし、自分がある材料の性質を明らかにするために、何が必要で何が不必要なのかを明らかにすることを、目的として書かれたものである。
 研究者は、どのような問題に遭遇しても、自分なりの独特なやり方がある。そして新しい方向を切り開いていくためには、多少の忍耐と工夫が必要である。本書では、長年にわたり材料研究に携わってきた著者が、電子材料作製のヒントとなるような例をあげて、その道具だてを紹介している。
        


目 次

 はじめに
 1章 材料の合成に必要な道具だて
  原材料を入手する/材料の試作に必要な電気炉/マイクロ波加熱/電子レンジを改造したマイクロ波加熱装置/マイクロ波加熱装置の開発と応用

 2章 試作した試料の評価
  光学顕微鏡による試料表面の観察/粉末X線回折による物質の同定/蛍光X線分析

 3章 ファインセラミックス
  ファインセラミックスとは/ファインセラミックスを作ってみよう/焼結の駆動力と焼結の進展/再びマイクロ波加熱について

 4章 実験室における単結晶の育成
  ブリジマン炉の試作/InSe単結晶の育成/金属酸化物のひげ結晶成長

 5章 半導体の物性と半導体接合
  半導体とエネルギー帯構造/半導体のキャリヤー密度、キャリヤーの移動度/少数キャリヤー、p-n接合/ホッピング伝導

 6章 大型加速器の改造に挑戦 − 高速イオンのチャネリング効果
  バンデグラーフ加速器/イオンチャネリング/ラザフォード後方散乱/微弱な放射線量の測定用材料

 7章 材料科学におけるパソコンの利用
  パソコンの利用/数式を取り扱うのに便利なソフトウェア/結晶とX線回折の可視化

 8章 材料科学が包合する広い領域
  材料科学が包括する具体的な内容/微細構造の役割と相変態/エネルギーと環境問題に対応する材料の研究/ナノマテリアルとバイオマテリアル

 索引
   


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