図書案内

タイトル はじめて学ぶ知的財産権(はじめてまなぶちてきざいさんけん)
サブタイトル
著者・訳者 中本繁実(なかもと・しげみ)=著

ジャンル:工業所有権、無体財産権、著作
      権、著作権法
ISBN 4-7692-0469-8 C3034
定価:本体2,500円+税
判型:A5判
ページ数:296ページ
発行年月日:2005年5月10日

対象:一般、研究機関および企業






■内容紹介(本書・はしがき)
  いま、世界的に重視されているのが知的財産権です。日本も知的財産立国をめざしています。
 知的財産権とは、特許・実用新案・意匠・商標という4つの産業財産権(工業所有権)と著作権を合わせたものをいいます。
 本書は、読者が創作した作品の思いつきや知恵を知的財産権にするための参考書です。権利を取るための願書の書き方、権利の取り方はやさしいですから、本書を大いに利用してください。
 ところが、「特許や意匠、著作権などは勉強する必要がない。いいものを創作したらプロに頼めばいいじゃない。餅は餅屋だよ」と簡単に考える人がいます。しかし、これは大きな間違いです。特許や意匠や著作権のことを知らないと、どういうものが権利になるのか判断できなくて創作など不可能になってしまうからです。
 よく聞くことですが、いつも家の中で使っている商品の不便なところを改良して使っていた人が、ある日デパートに行ってみると……同じものが商品として売られているではありませんか。
 また、○○という商品にPAT.P(「特許出願中」という意味)と書いてありました。それを見て「あれは私が創作したものだ。あれが特許になるのだったら、私のほうが何年も前に特許を取れていたのに……」。
 こんな言葉を、何回も聞いています。
 このように、誰でも、1度や2度は私も特許庁に手紙を出してみようと思ったことがあるでしょう。ただ、そのとき、願書の書き方、権利の取り方がわからずに、そのままにしておいただけです。
 そこで、これから願書の書き方、権利の取り方などをやさしく解説していきます。
 これで、読者は年に4つや5つの知的財産権を取ることができるでしょう。あとは、それをいかにして作品を買ってくれる会社に売り込むかです。
 本書を開けば、わかりやすい文章で説明してあるので、法規を知らない人でも自分ですぐに特許庁に手紙が書けるようになります。
 また、これだけは知っていただきたいと思う基本的な法規も、条文を抜粋しながらわかりやすく解説しています。
 町の発明家も、中小企業の特許係、知的財産権係の人も、あるいは、これから「知的所有権ビジネスキャリア」(厚生労働省ビジネスキャリア制度)」などの勉強をする人にも最良の受験参考書になると思います。ぜひ目を通して本書を利用してください。出願の費用の節約をしてください。

発明配達人
中本 繁実

■著者紹介
中本 繁実(なかもと しげみ)
1953年(昭和28年)、 長崎県生まれ。工学院大学工学部卒。1979年より社団法人発明学会。
「発明配達人」として、講演や著作などで、わかりやすい知的財産権の取り方・生かし方、創造力の高め方、わかりやすい特許出願書類の書き方などの指導を行っている。25年間で約7万件のアイデア指導の実績をもつ。
 発明学会に勤務する傍ら、工学院大学専門学校、工学院大学、多摩美術大学で非常勤講師も務めている。中央技能検定委員(厚生労働省・テクニカルイラストレーション立体図仕上げ作業)。1級テクニカルイラストレーション技能士。職業訓練指導員。
 『発明・アイデアの楽しみ方』(中央経済社)、『はじめて学ぶ知的所有権』(工学図書)、『分かりやすい立体図の描き方』(パワー社)、『発明に恋して一攫千金』、『発明のすすめ』(勉誠出版)など著書多数。
連絡先:社団法人発明学会

■目  次
 はしがき

第1章 柔軟な発想法・考え方を利用して自己啓発を

1.「思いつき」はおもしろく、人生を明るくする
2.すべての成功のもとになる
3.ものの見方・考え方を変えると夢がある
4.Uターン思考のすすめ
5.ムダ・ムリ・ムラをなくそう
6.メモを取ろう
7.「チェックリスト法」を利用しよう
8.「ブレーン・ストーミング法」を利用しよう
9.チェックリスト法「5W1H法」を利用しよう
10.「ゴードン法」を利用しよう
11.「非分割結合法」を利用しよう
12.「分割結合法」を利用しよう
13.「飛躍結合法」を利用しよう
14.「水平思考法」を利用しよう
15.「欠点列挙法」を利用しよう
16.「願望列挙法」を利用しよう

第2章 やさしい発明・「特許願」の手紙の書き方

1.2時間で書ける特許願
2.特許願に必要な書類
3.「特許願」の書類の書き方「消しゴム付き鉛筆」
4.特許願の「願書」の形式と書き方
5.「特許請求の範囲」の書き方
6.「明細書」には発明の内容を説明する項目がある
7.「図面」の形式と描き方
8.「要約書」の形式と書き方
9.特許願を特許庁に提出する
10.電子化手数料
11.2つの方法で出願できる
12.手本になる特許願の書類の書き方「拍子木」
13.特許の「出願から登録」までの流れ

第3章 やさしい発明・「特許法」の話

1.産業財産権(工業所有権)とは何か
2.発明とは何か
3.産業財産権と著作権
4.日本は先願主義
5.頭や手や足を使っても、大事なお金は簡単に使うな
6.特許法の目的
7.発明の定義
8.期間の計算
9.先願(先行技術)調査が必要か
10.特許出願
11.特殊な特許出願
12.先願
13.方式の審査
14.手続きの補正
15.出願公開
16.公開公報に載ったらどうなるのか
17.出願審査の請求
18.優先審査
19.特許の要件
20.ビジネスモデル特許
21.職務発明
22.内容の審査
23.意見書を書くときの注意
24.査定
25.拒絶査定が来たらどうするか
26.特許権の設定の登録
27.権利が及ぶ範囲はどこまでか
28.特許権の消滅
29.実施権
30.審判
31.罰則
32.特許法・理解度確認練習問題

第4章 やさしい考案・「実用新案法」の話

1.実用新案法の目的
2.考案の定義
3.実用新案登録願には図面が必要
4.特許・実用新案のどちらに出願すべきか
5.補正と訂正
6.実体的な実用新案の登録の要件
7.実用新案権の発生
8.実用新案権の効力
9.改正実用新案制度の概要
10.実用新案登録願の「出願から登録」までの流れ
11.実用新案法・理解度確認練習問題

第5章 やさしいデザイン・「意匠登録願」の手紙の書き方

1.1時間でできる意匠登録願の書類作り
2.意匠登録願の「願書」の書き方
3.図面の形式と描き方
4.すぐに使える意匠登録願の見本「画びょう」
5.意匠登録願を特許庁に提出する
6.「特徴記載書」の形式と書き方
7.「図面」の代わりに「写真」でもいい
8.図面の代わりに「ひな形」「見本」が使える
9.意匠登録願の一般的な注意点は何か
10.一意匠一出願
11.組物の意匠
12.関連意匠
13.部分意匠
14.秘密意匠
15.意匠の「出願から登録」までの流れ
【別表1】意匠登録物品の区分表
【別表2】組物の意匠

第6章 やさしいデザイン・「意匠法」の話

1.商品の形状の美を独占
2.意匠と特許はどこが違うのか
3.意匠法の目的
4.意匠の定義
5.意匠登録の要件
6.意匠の審査
7.意匠の審査は早いというが本当か
8.意匠権
9.審判
10.意匠法・理解度確認練習問題

第7章 やさしいネーミング・「商標登録願」の手紙の書き方

1.誰でも30分で書ける商標登録願
2.一商標一出願
3.商標登録願の書類の書き方
4.「商標登録を受けようとする商標」(商標見本)の作り方
5.商標登録願の提出先
6.団体商標の商標登録
7.防護標章登録
8.商標の「出願から登録」までの流れ
商標の商品および役務の区分表

第8章 やさしいネーミング・「商標法」の話

1.商標というのはどういうものをいうのか
2.商標がないと、なぜ都合が悪いのか
3.商標法の目的
4.商標の機能
5.商標の定義
6.出願公開制度
7.商標の登録要件
8.登録を受けられる商標とは
9.商号(のれん)と商標
10.サービスマーク
11.商標登録出願
12.出願の分割・出願の変更
13.審査
14.商標権
15.商標権の存続期間を更新する願書
16.審判
17.平成9年4月1日の改正商標法の主なポイント
18.商標法・理解度確認練習問題

第9章 やさしい「アイデア」と「著作権」の話

1.知的財産権は身近なものです
2.産業財産権と著作権をすすめるわけは
3.人がマネしてくれそうな創作をしよう
4.“思いつき”の作品のままでは商品化はムリ
5.著作権法で保護されるもの
6.著作権は原稿料(印税)を受け取れる
7.「新製品開発法」理解度確認練習問題

まとめ 〔前期試験予想問題〕
まとめ 〔後期試験予想問題〕

あとがき

Copyright (C) 2005 Kougakutosho Ltd. All Raight Reserved.